捨てられない人の物を手放す試み 3ステップ~引っ越し準備編~

HOW TO 整理収納

物を手放すこと、簡単にできますか?私はできません。今日は物を手放せない私がどうやって手放しを進めているのかを書いていきます。
そもそも、私は物が好きなのでできるだけ手放したくない。。。これが根底にあります。
好きで買ったものを「要らなくなった、ポイッ」なんて手放せないんですよね。それでも必要にせまられて手放しを進めなきゃ、、、という状況になりました。理由は引っ越しです。
引っ越しのたびに物にあふれた部屋をみて本当に引っ越しできるのかと途方にくれること過去数回、、もう二度とあんな思いは嫌だ!!!ということで今回は引っ越しを決意した時点から引っ越しの準備をスタートすることにしました。

引っ越しで時間がかかるのは何と言っても荷づくりですよね。ミニマリストの方や、そもそもパッと荷づくりできるような、いつもお部屋が整っている方はいざ引っ越しとなっても慌てないのでしょうが、私のようにまだそこまでお部屋が整っていない、なんなら部分的には汚部屋なんですけど、、という私と同じようなタイプの方の参考になればと思います。

私はまず1週間を目安に
①細かく細分化した場所を
②短い時間で
③キッチンからやる
ということで引っ越しのための手放しをスタートしました。

①細かく細分化した場所をやる
これは、やはり私のようにそもそも片付けが苦手な人、やらなきゃと思うほど動けなくなる、、、逃避行動にでてしまう、、、という性格の方には有効だと思います。本当は一気にできてしまえば早いのでしょうけど、そんな気力・根性があるわけがありません。あったらそもそも汚部屋にはなっていませんよね(笑)なので、やらなきゃ!ということを細分化していきます。

例えば、今日はガス台上の棚2つだけをすぐに段ボールに詰められるようにしておく、というように。
そして一度に棚2つはやりません。できてもやりません。なぜならそれをしてしまうと、作業を続けていく中で途中で息切れしてしまい結局最後までやり遂げられない、となってしまうからです。

できる人はいいんですよ、やれば。でもそもそも片付けに対してネガティブな意識、苦手意識が満載の人は調子にのってやっても、まずあとが続きません。実体験で何度も失敗しているので私は極力やらなきゃいけない範囲を細かく細分化して、できたら自分を褒めて成功体験を作っていく方法をとるようにしよう、と思いました。
細分化した上でそれができたら自分をめっちゃ褒めます。
小さな成功体験でも積み重なれば、少しは気分的に楽しくできるかも、という期待をこめてです。

私は片付け系の本をあまり読まないのですが、その理由のひとつに読んでも出来ないので意味がない、という意識があります。雑誌などの特集記事は読んだりもしますが、まぁ私にはできないよね、、というかそもそもスタートすら出来ないんだけど、、、と思うことがありました。

よく見聞きする方法に、テーマを決めて家の中にある、そのテーマの物をすべて出す、というやり方がありますが、私にはできないんですよね。本なら本、洋服なら洋服をすべて出す、ということですが、そもそも全部を出せるスペースがありません(笑)あぁ汚部屋住人にはできない方法だなぁと思って終わりでした。

でも一度に全部はとても無理だけど、小さくならできるんじゃない?ということで細分化してやるというやり方を前回の引っ越し完了後から始めていました。
今回は、ゴールが引っ越しなので引っ越しに向けた物の取捨選択を頭においてやっています。

②短い時間でやる
苦手意識のあるものは長時間の作業ははっきりいって辛いですよね。たまに勢いにのって、おっ!!進められる!という瞬間があったりもしますが、結局息切れしてしまい、勢いというか、やれる!っていう錯覚だったか、、、となっていました。
勢いにのって部屋中に物をばらまいてしまい返ってお部屋はカオス状態に、、、。大抵は仕事の休みを利用して土日にやっていることが多く、そのまま平日に突入すると、忙しさをいいわけにそれが常態に、、、ということもありました。そんなことを繰り返していたので、やる気に満ち満ちているように感じても、手放しや片付けを短い時間で終了する範囲で区切るようになりました。
短い時間で完了するような範囲であれば、万一中途半端に終了の時間になっても少なくても部屋中がカオスになることはありません。せいぜいお部屋の角に物の小山ができる程度です。
私は5分から長くても10分を目安にしています。1日に何回か手放しをする時間を設けているので、途中で時間になったらまた別のことをして、それに飽きたらまた手放しに戻ったりしています。
そしてここは結構大事だと思いますが、仮によみが甘く時間内に終了できなかったとしても自分を責めることはしません。責めてしまうと、ますます手放しや片付けがやりたくないこと、になってしまいますから。

③キッチンからやる
これはとても参考になった数少ない片付け本の中にのっていて真似しました。やはり要、不要の判断が簡単にできるということが大きいです。簡単だから行動することが嫌になりません。食料は賞味期限がありますし、陶器類などは欠けたりしていると手放す判断は簡単にできますし。生活スタイルの変化で使わなくなったものなども、気の置けない人になら譲ることが簡単なので、手放し、片付けが進みやすいんですよね。
物の手放しは、要・不要と判断することが疲れの元だったりもするので、判断が簡単にできる、っていうのは手放しのスタートとしてハードルが低く、私のようなタイプの方にはおすすめできると思います。

引っ越しまでおそらく後ひと月半ほど。。。世間的にもちょうど引っ越しシーズンだと思うので少しでも参考になれば嬉しいです。引っ越しタイミングが同じ方は一緒にがんばりましょう!